(仮)ブサイクなあたし

「何が親友だよ」

あたしはそう呟いて

地面を蹴った




あたしはこの事を思い出すたびに

悔しさが募る



あたしはあたしが好き

それだけで
今まで持ちこたえてきた

あたしは一重なだけ

普通の顔

なのに……


そういえば
あんなこともあったなぁ…

―――――――……

「ねぇ遊ぼうよ」

そうナンパしてきた男がいた

あたしじゃない

あたしの友達みぃに

何だか話をいっぱいしてた

「みぃちゃん
女優の○○に似てるね」

「そんなことないよ〜」

「あるって」

盛り上がってたのに
ふと男は
あたしを思い出したように見て

「君は……
近所のおばさんに似てる!!」

みぃは苦笑していた

―――――――……

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