ツンデレ倶楽部


「暴れんなって。


あともうちょっと黙ってて。」







「もういいよ。」



「んーー。」



「ごめん。

まだ口押さえてた。」



「ここ何処?」



「ロッカーの中。

とにかくでる?」


「うん。」


外に出るともう誰も居なかった


「貴方誰?」



「分かんない?」



よーく見てみたら




「もしかして葉山?」



「あったり。」



「久しぶり。」




葉山 慎


私の中学校時代の同級生


男嫌いな私でも話せた面白い奴




「葉山。ここの高校通ってんの?」


「うん。お前も大変だな。」



「ホンと疲れる。


助けてくれたの?」



「まぁ。」



「ありがと。
もうだめかと思ってた。

葉山がいてくれてよかった。」





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