ツンデレ倶楽部



「おいっ。」


昼休み


誰もいない図書室で声を掛けられた



「はい。」


振り返るとぼろぼろの葉山がいた




「どうしたの?葉山。」




「どうしたのって

お前のせいで大変なんだよ。

ツンデレ姫を独り占めするなって

追いかけてくるんだよ。」






「そりゃお気の毒に。


でも私だって色々大変なんだよ。

昼休みはいつもここに隠れてるんだもん。」




「お互い様だな。


てかお前ツンデレだったの?」




「絶対違う。

勘違いされて困る。」



「そうだよな。

お前はどMだ。」



「それも違う。」



「どMのくせにー。

お前のせいでこんな目に合ってるから

なんかお詫びしてもらわな。」



「葉山はドS。」


「はい。ドSです。」



「アハハハハ

自分で言ってる。」






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