ツンデレ倶楽部


そしたら後ろに人の気配が・・・。



「こんなとこでいちゃつくなよ。望月。」




この声は・・・。




葉山?



その声を聞いて振り返った私・・・




「うわっ!!

ゾンビ・・・。」





「ひどい!!
これのどこがいちゃついてるって言うのよ。」



血まみれの顔を夜中に見たら

そりゃ怖いかもしれないけど

女の子に向かってゾンビってひどくない?



「キスしてんのかとおもった。

でもその顔じゃ皆逃げていくよな。」



「俺は別に血だらけでも
キスしようと思ってたけど。

イタイイタイの飛んで行けってね。」


ぇええええ。
まさかの先輩の爆弾発言。

私すごく子供扱いされているような


「お前物好きだな。」


葉山・・・
先輩にむかってお前はやめといたほうが


このままだとどんどん話がややこしくなる(汗)

どうにかしなくては・・・


「葉山はここで何やってんの?」




「家に帰ろうとしてた。

ここ俺の家だし。」



「ここ葉山の家なんだぁ。」



「丁度いいよ。
ひかりちゃん傷口あらわさせてもらったら?

バイ菌入るといけないし。」



「そうですねぇ。
いい考えかも。

そうしましょう。」







「勝手に決めるなよ。

でもその顔じゃ町歩けないもんな。

ゾンビが街に居る!!

って大騒動になるし。」



もう何とでも言って下さい。






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