王子様は俺様!?
―蓮の部屋―



ピーンポーン


「はい。あぁ、入っていいよ」


「早速お邪魔~なんか飲み物無い?俺、喉乾いた」


「冷蔵庫ん中になんか入ってるからテキトーに持ってきて」


「あいよ~蓮も飲むでしょ?何がいい?ファンタと…ってファンタしかないし!」


「あぁ。って水だって入ってんだろ?」


「水はやだ!ファンタにする!」








「ねぇねぇ、1年生に可愛い子たくさんいたよね~」


「そうか~?まぁ、俺、気になったヤツ1年でいるけど…」


「えぇ~早速?どうせまた捨てるんでしょ?丁度今1人もいないんだしさ!もうやめれば?」


「ちげーって!!俺、こんな気持ち初めてなんだ。どうすればいいかわかんねー。カワイイって初めて思ったし」


「それは完璧恋だね!で!どうするの?」


「やっぱ?アイツはヤバイ。手に入れたいと思った。
でも相手の前になったらつい裏になっててよ…テレビでは俺、表じゃん?だからアイツに嫌われたかも…」


「へー。そんなに好きなんだ~。まぁ頑張れ!俺も1人、すごーくカワイイ子がいてさ…付き合ってみたいんだよねーその子と」


「まさか…俺とおんなじヤツ?背どれくらい?髪の色は?」


アイツは確か…160cmぐらいだったはず




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