信じたもの


「コーラになります。以上でよろしいでしょうか?」



ウェイトレスが隣りの席に
コーラを注文分置く。



はい、と答える柚子に似た男。
軽く頭をさげたウェイトレスは、静かに去っていった。




――――もしかしたら誤解かも…




少し申し訳なくそう思った。
雑誌に目を移す。






「そういえば悠は?」

「あぁ、もうすぐつくんじゃね?」

「ほんと悠と仲いいよな、




       誓は       」









一気に鼓動が
速度をあげた。
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