信じたもの


―――――――。




気付けば手の平が赤くなるほど
痛かった。



自分が今、どんな顔をしているのかもわからない。




でも、




すぐ隣りにいた男に
平手打ちしたことだけは把握した。





後悔や反省など、一切もたずに。




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