信じたもの
First:存在

【柚子】



「しつれいしまーす」



職員室と書かれた扉を開ける。
少し見回すと、担任がいる事を確認できた。



「おお篠沢か、ご苦労様」



ふと担任が気付いて微笑む。
軽く頭を下げて、担任がいる所まで歩み寄った。



「日誌、書いてきたので」



そう手渡すと、さっさと職員室を後にした。





奏が待ってる。
早くいかなくちゃ。


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