【短】僕とセンセイの秘密

「仕事中なのに、電話を何度もしてきたし…そろそろ許してやろうかと思って」

「そう思うなら、さっさと携帯に出たらいかがです？」

「嫌よ
今はお食事中よ」

「そう…デスカ」

僕は姉さんのわがままぶりを痛感した

陽向、大変だ

何度か、会ったことあるけど…姉さんに振り回される生活を送ってるんですねえ

僕はこういう人は…ちょっとご免被りたいですね

僕の視線は自然と、センセイに向いた

センセイは、男性と楽しそうに笑っている

僕の気持ち、センセイに届く日はくるのかな？

「そろそろ、いっか」

お肉を食べ終わった心愛姉さんが、携帯を握った