【短】僕とセンセイの秘密
「わかってますよ
教師と生徒だってこと
でも僕、センセイが好きです
センセイが喜んでくれるなら、どんなことでもしたい
抱いてと言うなら、抱きたいし
ホストとして接して…というなら、それでも良いデスヨ
僕を使いませんか?」

「は?」

センセイは首を傾げる

少し困った目をしていた

「僕と付き合ってみませんか?
本当に、一人の男とずっと付き合えない身体なのか…僕で試してみてください
駄目だったら、僕は何も言わずに、センセイから離れますから」

「それは…だって…海堂クンは」

「生徒ですけど、その前に一人の男ですよ」

センセイは僕から顔を背けた

「駄目よ…だって」

「まわりに知られなければいいんデショ?」

「え?」

「知られずに、付き合えば
卒業まで…僕、知られないように頑張りますから」

僕はセンセイの手に触れた

< 19 / 23 >

この作品をシェア

pagetop