【短】僕とセンセイの秘密
「え? どうして…黒髪は? メガネは?
どうして制服を着てないのよぉ
なんで金メッシュなのよっ!
どうして青い瞳なの?」
泣きそうな目で、僕のシャツを引っ張ってセンセイが訴える
「兄貴の代わりにホストをやるのに、黒髪に眼鏡はないデショ?
しかも学校の制服なんて着れるわけないデショ」
そんなに僕の体を、揺らさないでよ!
コンタクトに慣れてないんだから、ズレちゃうでしょ
僕は、センセイの手首を掴む
センセイは、びくっと肩を震わせると、ぴたっと動きを止めた
「嫌だっ」
「何がですか」
「ヤらないからね」
「ヤれませんよ!
人のエキスを充分すぎるほど、吸いとっておいてまだ欲しいんですか?」
僕の言葉に、センセイの頬がピクっと引きつった
「何回?」
「全部で5回ですけど」
「はあぁ、もう駄目だぁ」
「それは僕のセリフですけど?」
センセイはばたんとベッドに倒れ込んだ
「生徒となんて…もう教師失格じゃないの!
何のためのホスト通いなわけ?
私のお金を返してよぉ……」
「お金も何も…昨日は酒代しか払ってないですよ」
「え?」
センセイがぱちっと目を開けた
「私、無銭飲食? それって逮捕されちゃうじゃない
それこそ教師失格……」
センセイが枕に顔を埋めた
「いや…別に、そこまでじゃあ…ないですけど
あの店って、僕の父の経営ですから
お気になさらずに…てことです」
僕がにっこりと笑う
どうして制服を着てないのよぉ
なんで金メッシュなのよっ!
どうして青い瞳なの?」
泣きそうな目で、僕のシャツを引っ張ってセンセイが訴える
「兄貴の代わりにホストをやるのに、黒髪に眼鏡はないデショ?
しかも学校の制服なんて着れるわけないデショ」
そんなに僕の体を、揺らさないでよ!
コンタクトに慣れてないんだから、ズレちゃうでしょ
僕は、センセイの手首を掴む
センセイは、びくっと肩を震わせると、ぴたっと動きを止めた
「嫌だっ」
「何がですか」
「ヤらないからね」
「ヤれませんよ!
人のエキスを充分すぎるほど、吸いとっておいてまだ欲しいんですか?」
僕の言葉に、センセイの頬がピクっと引きつった
「何回?」
「全部で5回ですけど」
「はあぁ、もう駄目だぁ」
「それは僕のセリフですけど?」
センセイはばたんとベッドに倒れ込んだ
「生徒となんて…もう教師失格じゃないの!
何のためのホスト通いなわけ?
私のお金を返してよぉ……」
「お金も何も…昨日は酒代しか払ってないですよ」
「え?」
センセイがぱちっと目を開けた
「私、無銭飲食? それって逮捕されちゃうじゃない
それこそ教師失格……」
センセイが枕に顔を埋めた
「いや…別に、そこまでじゃあ…ないですけど
あの店って、僕の父の経営ですから
お気になさらずに…てことです」
僕がにっこりと笑う