君を追いかけて

全く状況が理解できていないあたしに先生は

「もービックリしたわよ佐伯さん授業中に倒れたんですもの。もーどうしたかと思ったわ」


と、ペラペラと喋る先生にあたしは唖然。


あたしが…

「たっ、倒れた?!」

「えぇ、そうよ。佐伯さん覚えてないの?」

先生の質問にコクンと頷く。


「ま、まだ起きたばっかりで頭がボーっとしてるでしょうからしばらくそのままにしてなさい、私は職員室で用事すましてくるから」

そう言って先生は保健室を出て行ってしまった。




…なんで?

あたし、なんで倒れたの?


あたし馬鹿みたいに健康で、今日だって調子いいのに…


一体どうしたのよ…ー




そう思っていたとき…



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