君を追いかけて

湊は保健室を出て行ってしまった。




あたしは本日三回目の唖然。


思考が止まる。



時が止まる。



目もまばたきしないまま。



動いているのは心臓だけ。



あたしは無意識に湊に撫でられた頭に手を伸ばす。






どう、したの。






湊 隼人。




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