君を何度も~俺様☆天然~
大切☆陸
【上祇園】
そこに何があるのか分からない。
でもさっきの杏の態度で何となく分かる。
……杏はあそこを怖れてるって。
「……で、朱音は砂田と杏にtriplet dateを誘って欲しいんだけど。」
掃除終わりの放課後、
ぶつくさ文句を言われながら、俺は朱音にデートの概要を話した。
「あ、それは楽勝よ。
それより場所とか結構重要じゃない??
文花とか、絶対そんな場面見られたくないし。」
さっきとは裏腹に、真面目な態度で話に耳を向ける朱音。
……いっつもこんくらい真面目だったらいいのに。
俺はさっき調べた紙を見ながら、
「それは当てがあるから。
杏の希望で上祇園は却下だけど。」
さっきの事を少し口走った。
その時に、ほんの一瞬
朱音のピアスが揺れた気がしたが、
「まぁ、あたしもあんまり好かないな。
あそこって出来てばっかで人多いし。」
まるで何もなかったみたいに話し始めた。
……気のせい、か??
やっぱり二人の行動が気になる。
そこに何があるのか分からない。
でもさっきの杏の態度で何となく分かる。
……杏はあそこを怖れてるって。
「……で、朱音は砂田と杏にtriplet dateを誘って欲しいんだけど。」
掃除終わりの放課後、
ぶつくさ文句を言われながら、俺は朱音にデートの概要を話した。
「あ、それは楽勝よ。
それより場所とか結構重要じゃない??
文花とか、絶対そんな場面見られたくないし。」
さっきとは裏腹に、真面目な態度で話に耳を向ける朱音。
……いっつもこんくらい真面目だったらいいのに。
俺はさっき調べた紙を見ながら、
「それは当てがあるから。
杏の希望で上祇園は却下だけど。」
さっきの事を少し口走った。
その時に、ほんの一瞬
朱音のピアスが揺れた気がしたが、
「まぁ、あたしもあんまり好かないな。
あそこって出来てばっかで人多いし。」
まるで何もなかったみたいに話し始めた。
……気のせい、か??
やっぱり二人の行動が気になる。