君を何度も~俺様☆天然~
「傷増やして
負けちゃったら
どうするの??」
「負ける訳ないだろ。」
そこら辺の自信を
どーにかアタシに分けてくれたら
アタシも自分に自信が
持てるだろうか??
「それに少しくらい
ケガ負った方が楽しいだろ。」
……ついでにその余裕も。



10分くらい経つと
4/5くらいは倒したけど
「……なかなかやるじゃねえか。」
どうしても倒せない奴等が
1人だけいた。
多分コイツがボスだろうな。
そんな風格が出てるくらい
アタシにとっては
怖い存在だった。


そしてついに
相手が1人だけになった時、



















「新田、少し離れとけ。」
ついに大野君が、
避難命令を下した。
「……うん。」
何となく分かる。
この人変だ。
何かしら人類とは違うオーラ。
………まさかね、
宇宙人とか言う展開??
いやいやいや、
違うでしょ……よ。




「お前、
名をなんと言う。」
重苦しい雰囲気で
金髪の彼は余裕そうに
名を質問する。
「………大野 陸。
桜ヶ丘学園の中3だ。」
それに対して強がりなのか
大野君も笑みを浮かべながら
口を開ける。
……この二人、
絶対敵に回したくない……。
アタシは思わず
三歩後退りをする。
そして相手の拳が固まった
まさにその瞬間、



















「……ようやく、出番??」
まさに戦場に天使が
舞い降りた。


< 14 / 184 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop