君を何度も~俺様☆天然~
ついに、




ついについについに!!



















「デートォォォォ!!」

「「お黙り、杏。」」

グスン。

いや、焦りますよ??

何てったって今日だよ!?

「こんなに早いなんて聞いてない~!!」

「泣いたって、今日は今日なの。」

「そう言う文花こそ、現実逃避したいって言ってたじゃない。」

そーだよ!!

最初は照れながら感謝してたのに~

後らへんからアタフタアタフタ……。

「あんな文花、見たことなかったな……。」


「お黙り、杏。」

グハッ

意外とキツいよ、その言葉。


「でもそろそろ準備しないと、間に合わなくなるわよ??」

と青依は自慢の時計をあたしに向ける。

待ち合わせまであと二時間。

行くのに一時間かかるからそろそろ準備しないとね……。

「てか、何で二人は準備万端なの??」

「あらヤダ。

全ては先手必勝よ、杏。」

「青依の言う通り。

腹が減っては戦は出来ぬと一緒の原理よ。」

全く、分かりません。

むしろ原理って何ィィ??


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