君を何度も~俺様☆天然~
「あ、褒めた訳じゃないから浮かれないでよ。」

あ、そうっすか……。

どーせね、どーせアタシは……。
と思う前に、










「何やってるの??

早くmake-upしたさいよ。」

女子にして史上驚いた言葉を言われた。

「メーク……アップ??」

何すか、それ??

えっと……メークは多分makeでしょ??

upは昇るだから……。

「作り……昇る??」

「直訳は止めた方がいいと思うよ。」

あっさり文花に否定された。

え~……。

なら他に何があんのさ。

「……青依。

この調子は多分してないよ、いっつも。」

「でしょうね。

女子中学生としては情けないわ。

文花、髪結ぶのお願いね。

顔はアタシがするから。」

「はいはい。」

「え~??」

と呟いたら急に降りかかる霧雨。
「ギャァァァア!!」

「静かにしろや!!」

と何故か関西弁で怒られましたが、反省点nothing!!

「何するん~??」

「杏をproduce大作戦。」

「略してAPS出動。」

とアタシの肌をパフパフ動く青依と傷み過ぎきった髪を櫛で頑張る文花。

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