君を何度も~俺様☆天然~
『いや、もういいよ。』


『だったら何!?その溜め息。』



『いや、ホンマ気にせえへんといて。』


『……そんなの気にするよ。』



……だって嫌われたらなって、


あたし友達少ないし。

だから色んな人と、繋がり持っときたいもん!!



『………そんな瞳せえへんでも俺は新田の事、嫌いにならへんけ。』


ポンッと頭の上に置かれる大野君のゴツゴツした手。


それがちょっと恥ずかしかったり、嬉しかったりする。


『………ありがとう。』


何がありがとうなのかは自分でも分かんなかったけど、



とりあえずお礼を言った。


『いーえ!!』


と関西弁混じりな返事を返してくれるあなた。


そんなあなたを見て、


あたしはキュンと来ちゃったのは、



恥ずかしくて言えなかった。



それから色んな話をしようって、



あたしが口を開いた瞬間、









その口を、何かが塞いだ。



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