君を何度も~俺様☆天然~
ゆっくりと起き上がるあなた。



少し、大野君の髪が頬を触れる。



綺麗にセットされた髪。


そこからほのかに匂うワックス。


これだけで、


あたしの心臓は壊れそうな程、ドキドキした。



そして、




『………新田?』



大野君の顔を見た瞬間、









息が出来なかった。




あたしより遥かに長いまつ毛。


色は黒いけど綺麗な肌。


女の子みたいにキラキラしてる瞳。


そして、



少しピンクがかった唇。


全てに目が引かれた。


あぁ……




もうこのまま死んでもいいかも……。



あたしは瞳を瞑った。


すると、




コツン………。



『………ぇ……!?』


大野君との顔の距離が、




1㎝を切りました!!



だって今、




何故かオデコがくっついてるんです!!!!
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