君を何度も~俺様☆天然~
『そんなっ!!


あたしなんかに大野君の彼女なんか……』


『俺は杏がいい。


杏じゃないと嫌だし、
杏が他の奴の物になるのも嫌だ。』


俺は泣きそうな顔を見られたくなかったけ、杏を抱き締めた。


素直に抱き締められる杏。


『だから、









傍にいろ。』


この俺様ついていけばいいんだよ。

本当に今日はこいつに会えて良かった。


こんなに弱気な恋をした事なんかないし、

俺からコクるなんかないし、









ここまで本気になったのも初めて。


すると杏は


『うん……。』


と言った。

まぁ、当たり前だよな。

と思うが内心スゴく嬉しかった。


そしてあることを想いだし、


『手、出せ』


『うん。』


そん時、俺は杏の右の薬指に指輪をはめた。


『これが付き合うた証だ。


絶対離しすな。』



『分かったよ。


絶対、離さない。』


あの時は本当に思い出して、


たまたま2つ、ポケットに指輪が入ってて、


サイズも二人に合うたからはめただけだった。


でも杏は、


『………キレイ。』


素直に喜んでくれたな。


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