君を何度も~俺様☆天然~
『しかし何で俺が?』

クラスの中ではもちろん一番早いだろうが、

あんま責任の重い役は嫌なんやけど……。



『いや……

みんなが、

“大野がリーダーになったら出る”て言うからな。』

と担任は申し訳なさげに呟く。

ったく、あのバカ達が。


俺は後からバカな事を言ったリレーメンバーを半殺しにする事を決めた。


でも、

プレッシャーがかかる仕事ほど、後から達成感があるし、


俺の好感度UPにも繋がる訳や。


それに……



“やっぱ陸は自慢の彼氏だね★”

ふん!!

あのシャイな姫に甘い言葉を囁いてもらおうやないか!!


バンッ!!

『先生、俺引き受けます!!』

シャイ姫からの言葉を聞くために!!


『まじか!!ありがとな~!!』


とドスドスと俺の背中を叩く体重〇〇〇㌔の担任。


こりゃ、また太ったんやな。

と言う言葉を飲み込みながら、俺は担任と笑い合った。


大野 陸 15歳。

愛する彼女からの甘い言葉を期待して、体育祭を盛り上げます!!


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