君を何度も~俺様☆天然~
……………………………
『と言う訳なんだけど……。』


その日の放課後、

俺は先生から貰ったデータからよりすぐりの奴を選び抜いて呼び出した。

その中にはもちろん、朱音や諒弥、そして









『……杏、分かった?』

『なんとなく……。』

『本当の本当に!?

地球がトモダチに支配されても誓える!?』


『……ちょっと……無理っぽい。』

『ほら?分かってないじゃない。

大野、理解力0の杏に分かるくらいの易しさで説明して。』


『………ああ、』


俺のターゲット・杏もいた。


しかし何や、朱音。


そんなに杏を侮辱して、

そりゃ杏の理解力は未知数だが……



そこまで言う事はないだろ。

と言うたは確実に天国へ行くから止めとく。


『……つまり、


新田はクラス対抗リレーの選手に選ばれたって事だよ。


な、陸?』


『ああ、そうだよ直汰(ナオタ)。』


『え?そんな単純な事だったの?』

うん、多分君が事を大きく考えて過ぎてただけだから。

あ、説明してなかった。


新原 直汰(ニイハラ ナオタ)

うちのクラスの中で唯一の陸上部。

足も俺の次に速い。


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