君を何度も~俺様☆天然~
『てめぇナメテンのか!!』


ゴフッ!!

『な、何か問題でもあるか……?』


つかいきなり掴みかかってくんな!!


みんなドン引きだし、

『冗談じゃない。


何であたしがトップバッターなのよっ!!』


そう、このリレーの順番は

1 朱音 青依
2 縦畠 諒弥
:
:
:
6 新原 直汰
7 新田 杏
8 大野 陸

だから。

『それが何だよ?


トップバッターなんて朱音にピッタリな役じゃないか。』


と宥めるように朱音を諭す。


大体いっつも突っ走ってるお前にはトップバッターで完全燃焼した方がいいんだよ!!

『は?


トップバッターなんて雑魚ばっかりじゃない。
どうせなら燃えるアンカーの方がいいわよ。』


燃えるアンカーってどうせ俺達のクラスがぶっちぎり優勝なんやから燃えないだろ?


『それとも何?』


コソッ



『新田さんにいい所見せたいからですか~…?』


『なっ……!!』


そんなバカな事言うなよ!!

ただまだ杏の気持ちを聞いてないから聞きないだけだし!!

と素直に言えるキャラでもなくただ黙っておくしかない。


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