君を何度も~俺様☆天然~
人間には開き直って、攻撃に備えた方が利口……


『なら言ってもいいよね、杏に♪』


………やっぱ無理や。
コソッ


『いや、そこ空気読んで言わんとこや。
そこが人間的な優しさが溢れる所やろ?』

『嫌だわ、だから杏にあんたが変な事考えてるって言ってあげた方が杏のためじゃない。』

てめえはさっきの話聞いてたのかよ、話してほしくないから黙ってたんやろ!!


バンッ!!

『とりあえず!!朱音にはトップランナーを勤めてもらう!!』

これだけは譲れへん!!
朱音がトップランナーになる事が正確で確実な勝利へと導いてるんやからな!!

『………はあ。









いいわよ、トップランナーでトップを維持して諒弥にバトンを渡すわよ!!』

人差し指を突き立てて、朱音は豪語した。

『よっしゃぁ!!!』

『ただし!!条件があるわ。』


『条件………?』

まさか杏と別れろとか……!?

『俺はそんな気ないからな!!』

『内容聞いてないくせに歯向かわないでよね!!』


朱音は深呼吸をし、


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