計算女 VS 天然男

「ヤエ〜

お疲れッ!

ナイシューだったね。
さっすがぁ☆☆」


一年のマネージャー
黒木(クロキ)が
ドリンクを差し出す。


「さんきゅ。」

(でも俺より先に
先輩方にあげて;;)」


ドリンクを拒否して
こっそり注意する。


「ぁ…そぉだよね^^;」

急いで先輩に
ドリンク渡しに行く黒木。

よかったよかった。


安心したのも
つかの間…





「ヤエっ、飲んだ?!」

今度は2年マネージャーの
先輩。


「ゃ、まだっスけど…

(もう先輩方みんな
飲んだ感じですか?)」

また小声で言う。


「ぁーはいはい;;;」


2年のマネさんは
苦笑いした後、

くるっとターンして
走り去って行く。




これで、よしっと。






「ヤエーっ♪♪♪♪
ドリンクっ!」





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