計算女 VS 天然男


「じゃぁ…ユキさんのこと、もういいんですね。」






カラン…

溶けて小さくなった氷が、大きな氷のすき間をくぐってグラスの底に落ちた。

俺の熱が伝わったのだろうか。




「だから、そう言ってんじゃねーか。しつけー。」


…慎吾さんには伝わらなかったけど(p_<。)゚
















「…帰るか。

ぁー、金出さなくていーから。」


「…はいっ。

ごちそう様っス…」



…やっぱり俺はまだまだ甘甘の後輩なんだなぁ。
ダメダメだなぁ…。









店を出たところで、慎吾さんが俺の顔をまじまじと見て言う。


「…ったく、気にすんなよ。

俺こんな感じでよくキツいこと言うから、
いちいち凹んでたらキリねーぞ。」





「…
はい^^」













…やっぱ憧れだなぁ。


そして俺、
…やっぱ単純だな^^;






< 41 / 46 >

この作品をシェア

pagetop