計算女 VS 天然男
「じゃぁ…ユキさんのこと、もういいんですね。」
カラン…
溶けて小さくなった氷が、大きな氷のすき間をくぐってグラスの底に落ちた。
俺の熱が伝わったのだろうか。
「だから、そう言ってんじゃねーか。しつけー。」
…慎吾さんには伝わらなかったけど(p_<。)゚
「…帰るか。
ぁー、金出さなくていーから。」
「…はいっ。
ごちそう様っス…」
…やっぱり俺はまだまだ甘甘の後輩なんだなぁ。
ダメダメだなぁ…。
店を出たところで、慎吾さんが俺の顔をまじまじと見て言う。
「…ったく、気にすんなよ。
俺こんな感じでよくキツいこと言うから、
いちいち凹んでたらキリねーぞ。」
「…
はい^^」
…やっぱ憧れだなぁ。
そして俺、
…やっぱ単純だな^^;
。