アイドル様の秘密☆
「…まぁな(笑)」
得意げにはにかむ咲虜。
なんで照れてんの!!
「てかお前!!!
もっと自覚持てよ!!!
お前は今大人気アイドル神崎咲虜なんだぜ!?」
「は??」
アオ君の声にきょとんとする咲虜。
「は??じゃねーよ(笑)!!
お前は芸能人なんだぜ??
さっきみたいな混乱(?)だって珍しくもねーし!!
何より璃兎ちゃん巻き込んだりすんなよ!?」
「…あぁ。
そーゆうこと」
静かに納得した咲虜はあたしに目を移す。
「大丈夫だ。
こいつは俺が守るから」
そこまでキッパリ言いきった後、ニヤリと口元を緩めて
「この俺様が認めた女だからな」
と威張り気味に一言。
「咲虜君今のセリフ“花男”の道明寺みたーい!!!」
某有名漫画の名前を出してきゃーとはしゃぐ鈴。