アイドル様の秘密☆




「そう。
ばれなきゃ何してもいい。
俺らはそう先輩達に教わって来た(笑)でも…」




「でも??」



言い掛けて終わるアオ君に次の言葉を急かすあたし。




「ばれた場合は、相当おおごと。
咲虜と璃兎ちゃんの関係がばれたら、まずスキャンダルになるし、マスコミとかもかなり騒ぎ出す。
何より璃兎ちゃんにも被害が及んで、普通の生活しばらく出来なくなる」


口調は軽いのに結構重いことを言うアオ君。


…ていうかあたしはまだ、咲虜のこと好きになったワケでもなければ、好んで付き合うことになったワケでもない。


半強制的。

いや。ほぼ強制的。


そんな好きでもない人と付き合う上にあたしにまで損害のあるリスクを背負いながら生活しなきゃいけないなんて……




「いやーーッ!!!!!!」








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