アイドル様の秘密☆
「俺のクラスで言えば…
あ、片倉蛍吾はクラスメイトだぜ??」
『え??同じクラスなの??
てことは片倉蛍吾って、高二だったんだ〜!!』
知らなかったんかい(笑)。
『他には他には??』
「他?は…「きゃー咲虜君おはよーッ!!!!」
………は??
声の方を見ると、今一番視界に入れたくない奴がこっちに向かって手を振っていた。
気付けばもう学校は目の前だ。
ため息を一つつく。
『咲虜…??』
どうやらウサギには加藤梓の声は聞こえていなかったらしい。
「あと…加藤梓…とかいる」
『え!!?あのモデルの!?
すごーい!!』
「誰と電話してるの〜??」
こっちに駆け寄ってきながら猫なで声を出す加藤梓。