アイドル様の秘密☆




「一週間なんて、好きになるには十分すぎるくらいなの。
この世にはね、一目惚れって言う言葉すらあるんだから。
時間なんて関係ないの!!
わかった??」



「……」



確かにその通りの鈴の言葉に、あたしは何も言えなくなってまたスプーンですくったソフトクリームを口に含んだ。



シロップの味が口に広がる。


甘酸っぱい。

ストロベリーだから当たり前か。



「…で??
ここまで言ってまだ好きじゃないって言うの??」


もう飲みおわったらしく、カップを完璧にテーブルの上に放置した鈴が頬杖をつきながらそう言う。




好き…なのかなあ…。







< 151 / 160 >

この作品をシェア

pagetop