アイドル様の秘密☆
その夜。
♪〜♪〜♪〜…
携帯が鳴ったので開くと咲虜からの電話。
不覚にもちょっと頬が緩んでしまうあたし。
「は、はいッ」
『あ、まだ起きてた??』
「ちょ、まだ9時じゃん!!
小学生じゃないんだし寝るわけないでしょッ!!!」
『くはははッ!!!
そんなおこんなって(笑)。』
電話の向こうから聞こえる咲露の笑い声。
今あたしアイドルと電話してるんだと思うと、ホント不思議でたまんない。
『で、さ。
クリスマスに遊ぶ約束だけど、なんかヒナが勝手に話進めてアオ達とのWデートになりそうなんだけど…』
「そおなんだ!!
いいよあたしは別に★」
『いや、うん、それだけなら俺も別にまだいいんだけど……ヒナがどうしてもってうざくてさぁ、ヒナとヨシトとモモの3人もなんか来る事になって……』
……………え!??