アイドル様の秘密☆




「あ!!やだもうこんな時間だったの??
璃兎ちゃん達もう帰らなきゃ!!!」


美也子さんが楽屋の掛け時計を見て慌てる。


「遅くなっちゃってごめんね??」


「あ、明日学校休みだから大丈夫!!」

ウサギが笑って答える。


明日は土曜日だったな。


明日は…確か午後から雑誌の撮影だったな。


「送ってあげたいんだけど…ゴメンねー」

美也子さんが本当に申し訳なさそうに謝る。


「あ、何なら俺送りましょーか??
この後もう仕事ないですよね俺ら」


俺が美也子さんにそう言うと


「いやッ…結構です!!本当に大丈夫ですから!!!」


美也子さんより先に口を開いたウサギ。


…こいつ…。





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