アイドル様の秘密☆
そしてウサギ達は楽屋を出て行った。
テレビ局を出るまでは送らないと、と言って美也子さんも一緒に楽屋を出て行き部屋には五人だけ。
「咲虜」
最初に口を開いたのはモモ。
「あ??」
「お前どういうつもりだよ。キスって…」
「別に。
ムカついたからやっただけ」
俺はダルそうに答える。
「ムカついたからって…相手は普通の女子高生だぜ??
お前はアイドル。
簡単に手を出していいのかよ」
モモは少し混乱してるように見えた。
「てゆうかさ、俺らもアイドルである前に、普通の高校生だろ??」
そう言ったのはアオ。
「てゆうかやべぇ。
俺マジ鈴ちゃんに惚れたかも。
あのコ超可愛くない!??」
アオが顔を両手で押さえながらはしゃぐ。