アイドル様の秘密☆
「咲虜はさーファンをもー少し大切にした方がいいぜー??」
アオが俺の肩に腕を乗せながら言う。
「大切にしてるだろ??
さっきだってちゃんと笑ってたし」
俺は答える。
「ちげぇよ!!
上辺だけじゃなくてもっと心を込めて!!
お前のOFF知ったらあの沢山のファン悲しむぞ??」
俺はアオの言葉に鼻で笑う。
ファンが悲しむ??
そんなこと知ったこっちゃない。
応援してくれるのは嬉しい。
そのおかげで俺達はこの仕事が出来てるんだし。
でもファンだって、赤の他人。
俺の外見だけでキャーキャー言ってる奴ら。
所詮、そんなもん。