アイドル様の秘密☆





「…そーなんすよ。
だからこの事は聞かなかったこととしてお願いします」


咲虜はそそくさにそう言うと、まだキャーキャー言ってる女のコ達から逃げるようにあたしの手を掴んだまま走りだした。



「ちょっ…どこ行くの!!?」




あたしは咲虜の速度に必死で追いつきながら訪ねる。



「アオとお前の友達が避難してるところ!!
あいつら人が集まって来たからって二人だけで逃げやがった!!」



こんなに速く走ってるのに息が乱れていない咲虜。


この人顔だけじゃなくて体力も尋常じゃないの!?



あたしはそんな疑問を持ちながらも必死で走る。






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