隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「私の話?」
「ああ・・聞いてて考えたんだ。俺の話聞いてどう思うか。」
「・・・」
「そうしたら、勝手に体が動いた」
私とはるちゃんは全く逆だ。
気付かないフリをして、関係が崩れないように逃げた私。
気付かないフリをせず、一生懸命向き合ったはるちゃん。
はるちゃんは強い。
それに比べて、私は弱い。
余計に傷を深めた弱い私。
「はるちゃんは・・強いよ」
「でもさ、言われたんだ。“何も言わなかったら、そのまま諦めたのに”って」