隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「省吾のこと・・嫌いじゃないよ。あのときは怖かったけど・・大切な幼なじみだもん」
あぁ、そうだ。
美鈴はいつだって、俺が欲しい言葉をくれる。
そんなところにも惹かれてたっけ。
なあ、美鈴。
俺たちはもしかしたら・・幼なじみという関係が一番良いのかもな。
「美鈴、俺たち・・幼なじみに戻ろっか?」
「ほっ本当に?」
美鈴を失いたくない。
たとえ恋人じゃなくても。
「時間がかかるけど、美鈴のこと幼なじみとして見るから。それに・・大河原という奴に勝てなさそうだし」
「えっ?!聞こえてたの?」
「電話越しでキスしているの聞いたらな~」
「もうっ、恥ずかしいから忘れてよ~!」