隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
大河原さんの世界。
その世界に入ることを許されたのなら。
私は、思いっきり飛び込んでやる。
大河原さんの写真に、私はどう写るのかな?
それから、簡単に打ち合わせした。
撮影は2週間後。
近くのスタジオでするようだ。
「服などはこっちで用意するから」
「俺が大学まで迎えに行くよ」
その日のスケジュールもすぐ決まり、仕事があるからと2人は帰って行った。
帰り際、大河原さんは私の耳元で囁いた。
「モデルになってくれてありがとう」
その不意打ちにドキドキしながらも、頑張ろうと思えた。
あとは、2週間過ぎるのを待つのみ。