隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「かっこいいじゃない!」
「クールなモテモテボーイ!」
「俺、負けた・・」
意味不明なことを次々に言う3人。
誰か止めてください。
「美鈴ちゃん、もうそろそろ時間なんだけど行ける?」
「はい!よろしくお願いします」
「「何かあるの?!」」
あっ、言うの忘れてた。
私は意地悪に微笑んで、大河原さんの後を追いかけながら言った。
「モデルデビューなの~、じゃあね」
後ろの呼びかけを無視して、私は大河原さんの車に乗った。
大河原さんの運転は、すごく丁寧でかっこよくて。
私はずっと運転する姿を見ていた。
大河原さんに会うたび、好きが増えていく。
好きって口走ってしまいそう・・