隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「美鈴・・ちゃん?」
「好き、大好き」
関係が崩れてしまうかもしれない。
けど、もうムリだ。
この気持ちをごまかせない。
ごまかしたくない。
私は下を向いて、大河原さんの返事を待った。
ふわっ
かすかな香水のにおい。
大好きな温もり。
私は、大河原さんに抱きしめられていた。
「ごめん、俺も好きだ」
「ーーっ」
涙が溢れた。
まさか好きって言ってくれるとは思わなくて。
けど、、
「“ごめん”って何・・?」