隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
淳希の顔がまた近づく。
「淳希」
「ん?」
鼻と鼻がギリギリぶつからないところで止まった。
「私・・理想デートはしなくないよ?」
「・・・」
「私は、淳希とデートしたいの。理想とかいらない」
誰だって理想は持ってる。
けどね、理想は淳希には絶対勝てないよ。
好きな人には勝てない。
観覧車の頂上でキスとかいろいろあるけれど。
私は、淳希と手を繋いで観覧車からの景色を見た方が幸せなんだ。
「淳希は淳希のままでいいんだよ」
そんなあなたが好きだから。