隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「うん、平気。淳希は?」
私はお化けとか大丈夫な方。
だから、お化け屋敷に入るときはいつも先頭。
女の子なら、ちょっと怖がるくらいがかわいいのにって思うけど・・私は何故か怖いって思ったことがない。
作りものって分かってるからかな?
「俺も平気。アイテムがあるから。」
「アイテム?」
「ああ、効果絶大のな」
淳希は自慢げに笑った。
アイテムって何だろう?
そう疑問を持っていると、私たちの順番になった。
手を繋いだままゆっくり入る。
真っ暗で、音楽も不気味な感じ。
そんな中、変な笛の音が聞こえた。