隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~


「すごい人・・」


観覧車にはたくさんのカップルが並んでいた。


自分たちの番にはもう真っ暗だなあ。


最後尾に並び、私はふと思い出した。


「淳希、31日仕事ある?」


「31日か・・20時くらいからなら空いてるはず」


「あのね、パーティーしない?」


「パーティー?」


「うん、ハロウィンパーティー」


昼に麻美が言っていたこと。


みんなが淳希と話をしたいってことも話した。


「俺は構わないよ」


「ありがとう。麻美が高級スイーツ持ってくるって」


「・・俺が行くまで食べるなよ」


「はいはい」


もう、高級スイーツにまで妬いちゃうよ。


しばらくして、私たちの番になった。



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