隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
チラッと見る淳希。
そんな淳希にニッコリ笑うと、バタバタとカメラを出した。
カシャッ カシャッ
シャッター音がたくさん聞こえる。
次々に撮る淳希の目は、夜景と同じくらいキラキラ輝いていた。
どんどん好きが増えていく。
「写真集に載せようかな」
「いいの撮れた?」
「ああ」
もうすぐ頂上。
観覧車降りたら、もう帰らないとね。
そんなことを思っていると。
淳希は立ち上がり、私の隣に座った。
「・・・?」
いきなりどうしたんだろう?
「俺、これだけはやってみたかったんだ」
「何を・・・んっ」