隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
10章 人生の選択、私のやりたいことは?
「美鈴!学長が呼んでるって!」
これが、私の人生を大きく変えるなんて思ってもみなかった。
あんなことになるのなら、もっとたくさん甘えておけば良かったね?
「えっ?!なんで学長?」
「すぐ学長室に来なさいだって」
「ありがとう」
クラスメートにお礼を言い、私は学長室に向かった。
あのパーティーから1週間後の話。
私と淳希のカウントダウンが始まろうとしていた。
コンコン
学長室をノックする。
「はい」
「2回生の笹原美鈴です」
「どうぞ、お入りください」
ガチャ
ゆっくり学長室に入る。
それは、カウントダウンが始まる合図だった。