隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
それから、大きなケーキを食べたり、ワインを飲んだり。
楽しい時間があっという間に過ぎていく。
「美鈴、これ」
はるちゃんが、いきなりラッピングされたものを私に渡してきた。
「何?」
「俺たちからのプレゼント」
「え・・?」
はるちゃんの言葉が理解できない。
だって・・
「プレゼントはなしって・・」
そうだよ、プレゼントはなしにしようって言ったの、はるちゃんじゃん。
「これは別」
はるちゃんは、プレゼントをムリやり私に押しつけた。
「美鈴、開けなさいよ」
「らんらん、オープンして♪」
みんなからの催促に、私はゆっくりりぼんをほどいた。