隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
すっと、はるちゃんから目線をそらす。
「・・会わない」
はるちゃん、何言ってるの?
会えないに決まってるじゃん。
私、淳希に会ったら・・
「大丈夫だよ」
「え・・・」
「会っても大丈夫。美鈴はちゃんと夢を見つけた。会っても、その夢を捨てることはない」
「っ、・・私っ」
なんで?
はるちゃんは、何で私の気持ちがわかるの?
“会っても、別々の道を歩くことができる”
そうだね、私はもう歩いているんだ。
もう歩き止まることも、別の道を歩もうとは思わない。
「美鈴は会いたくない?」
私はね、私はずっと・・