隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「できたあ!」
私は出来たものを、じっと見つめた。
私が作ったのは、ミサンガ。
私の分と、淳希の分。
夢が叶いますようにっていう気持ちを込めた。
不器用だから途中挫折しようになったけど、なんとか良いものが作れた。
淳希つけてくるかな?
そう思いながら、私は時計を見た。
もう18時。
私はゆっくりベランダに向かった。
久しぶりのベランダ。
私は1回深呼吸をして、鍵を開け、外に出た。
ゆっくり隣に視線を向ける。
そこには。
「美鈴」
久しぶりに見る、愛しい姿。
「あ、つき・・・」