隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
『初めて会ったときみたいだな?』
「そうだね・・」
あのときも、こんな感じだった。
麻美たちに一目惚れだって騒がれたっけ。
『元気だったか?』
「うん・・淳希は?」
『俺?さっき海外から帰ってきたばっかりだよ』
声だけじゃ足りない。
でも、こうやって話せることを幸せに思う。
もう・・会わないつもりでいたんだもん。
話せるのも、ベランダに行くことができたのも、みんなのおかげだね。
『美鈴』
「ん?」