隣人はカメラマン!?~恋光をさがして~
「落ち着いた?」
「うん・・・」
泣き止むまで、淳希はずっと抱きしめてくれた。
「お腹すかない?」
「そうだね、すいたかも」
「俺ん家おいで」
「へ?」
突然の誘いに、目が点になる。
「泊まりで」
「・・いいの?」
「美鈴と離れたくない」
淳希の言葉1つ1つに、ドキドキさせられる。
「じゃあ、行こうかな」
準備が終わったら淳希の家へ行くと約束して、一旦別れた。
1人になり、さっきまでのことを思い浮かべる。
また、そばにいられるんだね。
クリスマスを淳希と過ごせるなんて、とても幸せ。
私はできるだけ簡単に、お泊まりの準備をし始めた。